きりばな

きりとはなえの交換日記

4月7日

こんばんは。日が空いてしまいました。ごめんね。

新年度になって、異動はなかったのだけど、担当の変更があってね。往々にしてあることなんだろうけど、今年、広報を長くやっていた先輩が異動になってしまって、仕事が回らないってことになって、急遽、元経験者の私が入ることになったの。もともと、入った当初は広報を二年やっていたのだけど、ほかの担当が回らないからって急に担当替えがあって二年やってきて、さらにまた元に戻されたよ。その場繋ぎ的な人事にすごくしんどさを感じているところ。
新人さんが入ってきたり、今年三年目になる後輩が引き継ぎの関係でパンク寸前だからできるだけ空気抜きしてあげたいんだけど、本人にもプライドはあるだろうから難しくて、新年度4日目にして限界(笑)私自身はさして仕事があるわけじゃないんだけどね。
お花見したかったけど、できなかったな。

きりさん、すごい憤ってるね(笑)そういう勢い好きだよ。
客観的に見ることが出来る分、そこ(イベントとかTwitterとか)にいる自分にも冷静になってしまうね。あれだよね、厨二病みたいなものだと思う。創作、って、自分の世界にどれだけ酔えるかみたいなとこあるから。どんだけ馬鹿になるか、って感じかな。酔ったもん勝ち、というか。私はそうなりきれなくて、自分の書いたものにめちゃくちゃな思い入れがあるかというとあまりないかもしれない。登場人物とかも。思い入れを持つことが寒いことだと思ってしまってるのもあるかもな。書く時にどこに重きを置くか、なのだろうなあ。
そういえば、先日名古屋コミティアに出てきたけど、地方のコミティアってやばいなと改めて思った(笑)文学フリマは、ほんとうに文字がメインだから、どっちかというと居心地も悪くないんだけど、コミティアはそれこそ、創作畑の集まりだから私みたいなスタンスの者が出るのは間違っていたよ……
コミティアはもう出ないだろうなあ。
きりさんの小説は、たまたま登場人物たちが男の子で、青春の光も影もともに経験した、ということであってBLとは違うのかな、と思ってる。純文学というにはエンターテインメント性も強い気がするけど、人物描写などは丁寧だからいいと思う。江國香織の「きらきらひかる」なんかは、ゲイのカップルがでてくるけど、BLってわけじゃないし、なんだろう、要素として出てくるだけだから、そこがメインではないよね。書きたい核としても。と、私は読みました。

人間関係が賭けってかっこいいね。白黒はっきりしているのはすっきりしてて良さそうに見えるけど、白黒はっきりしかつけられない、グレーゾーンを持てないっていう弱味があるよね。私はいつもそれで苦しんでるな。どうでもいい、っていう、なんだろうな、どっちでもいい、っていう枠組みがないから、好きか嫌いかで絶対に分けてしまって、嫌いに分けてしまうと、ほんとうに会話も億劫で。感情的なところはしんどいから直したいんだけど、なかなかうまくいかないもんですね。26年の積み重ねはでかい!

今は、恋とかよりも、まず、自分への愛を満タンにしなきゃだよね。ゆっくり快復して。社会復帰なんていつでもなんでもどうとでもなるよ。無責任かもしれないけれど、今は、無責任に、自分だけを愛でてあげてほしいな。

中島美嘉玉置浩二の生歌なんて羨ましい!さぞかし素敵だったでしょう。
世界との厚い膜、か。私もライブなんかに行くとすぐ目の前に好きなバンドがいるのに、テレビを見ている気になってくるけれど、きりさんは、そういう特別な場面だけではなくて、日常生活でも、そう思えてくるのかな。

今日は強い雨が降っていて、近所の公園の桜もかなり散っていました。桜は散ってしまうとあっという間にみすぼらしくて悲しいね。これからの季節、私はすごく苦手。鮮やかな緑も、草いきれの匂いも、馴染めなくて、少し憂鬱だな。
今日は、少し寒い。

はなえ