きりばな

きりとはなえの交換日記

6月21日

はなえさん、こんばんわ。

もうすぐ日付が変わってしまう...日付が変わる前にこの日記を書き上げたいと思います。

 

誕生日は、この1年でtwitterの知り合いがすごく増えたので、いろんな人にお祝いしてもらえました。twitterの人付き合いも煩わしいなーとよく思うんだけど、こういうときだけは知り合いが多くてよかったなって思う。笑 現金なやつです。はなえさんのお父さんも、お誕生日おめでとうございました。

でも、年を取るごとに誕生日の実感がなくなっていくというか、25と26はそんな変わらんっていうのもすごくわかります。何も、変わっていない。笑 どんどん日々がうすく引き伸ばされていって、なんか、密度がうすくなっていく感じがします。子供の頃はいろいろ人生の発見みたいなのも多くて、その分日々にいろんなことが起こって、充実してたのかな。今では毎日がルーティンワークみたいになってしまって、ちょっと気を抜くとすぐ一週間とか一ヶ月とか経ってしまうよね。

そして、ブログも見てくれてありがとう...!なんだかとても恥ずかしいです。好きが先行しすぎてあんまりまとまりなく書いてしまったなと思うのだけど、やっぱり読んでくれる人がいると気持ちも引き締まるっていうか、細くてもいいから続けていこうって気持ちになりますね。小説も同じことなんだけど。わたしの好きなことって言ってもそこまで多趣味な方ではなくて、歌と映画と小説で生きてるようなもんだから笑 もっとスポーツとかできたらよかったなあと思うんだけど、いかんせん本当に運動ができないもので...。

愛憎入り混じった経験、でもわたしはないならないでいいと思うんですよね。無理してやった経験があるからどうっていうわけでもないし。死ぬほど悔しいことも悲しいことも、できればないほうがいいんじゃないかなって思ってしまう。笑 わたしは演劇についてはとても愛も憎もふかいけど、でも同じ演劇やってる人に対してその愛憎を絶対持てとも全然思わないし、たのしいことはたのしいままでいてくれって思う。結局愛憎を持っちゃうと、自分がそれを持ってることに耐えられなくて離れていっちゃうものだとわたしなんかは思います。なんか、演劇は小説への思いとは全然ちがってるんですよね。小説はまだ悔しいこともあるけど続けようかなって気になる。違いがどこにあるのか自分でもわからないんですけれど。

 

ということで、小説はひとつ書き上がりました。今回書いたのは、まさにすこし不思議なお話で、医療が発達しすぎて生きてるよりも死ぬことが難しくなって、あえて死を選ぶことが金持ちの贅沢みたいになった、倫理観が逆転してしまった世界のことを書きました。その中で、不治の病にかかった恋人を前にどうするのかっていう...死なせるのかどうするのかという。わたしはSF小説のなかに自分がふつうに使っているものが登場しても全然かまわない派で笑、むしろ自分と変わらない生活をしてるのに何かが倒錯してたり逆転してたりする小説に惹かれます。自分と変わらない生活をしている分、そこにある異質なものが際立つような気がして。

今度は、エレクトラのノベライズ(秋に卒論を本にするつもりで、それに収録しようかなと思ってるところ)と、賞に出す小説を進めようかなという感じ。9月末にもひとつ〆切がある賞があって、時間もあるし、わたしの好きな作家の川上未映子が審査員をしてるっていうのもあって、こっちに先に応募しようかなあと思ってるところです。中学生のへたくそな恋愛話を書くつもりだよ。

耽美リプレイ、谷崎オマージュみたいな感じなんですね!すてき。わたしは耽美といっていちばんに思いついたのがオスカーワイルドで、ドリアン・グレイの肖像って小説があるんだけど、それにちなんだというか、それに沿った物語にしようかなあと思ってるところ。百合で。美大生と、ヌードモデルでやってきた美女のアダルトな話を書こうかと。笑 あの耽美アンソロジーは、わたしも一体何を耽美と呼ぶのかわからなくなった。笑 あんまり耽美という概念も意識はしてなかったんだけど...

 

最近はまた天気が崩れ始めました。

九州でもすごい雨が降ってるね。わたし、雷がほんとうのほんとうにだめな人間なので、ニュースで雷がぴかぴか光ってる映像見るたびに「うわあ絶対むり...」と思ってます。雷は、いくつになってもだめです...。

 

きり