きりばな

きりとはなえの交換日記

6月10日

はなえさん、こんにちは。

何だかんだでわたしも書くのが遅くなってしまいました。もう6月ですね。関東はもう梅雨入りしたみたいだけど、こっちは今日はだんだんいい天気になってきました。

先週、誕生日を迎えて26歳になりました。26!弟にもアラサーだと指をさされ、もうこの年になると誕生日もあんまりうれしいものではなくなっていくなあと実感しました。笑 でもそう思うのと同時に、いろんな人からお祝いしてもらえるのでそれは嬉しく、不思議な感じでした。今年は自分への誕生日プレゼントとして、5日に東京に出向いて大好きなエレクトラを観に行ってきました。映画館でオペラを観るっていう企画みたいなのがあるんですよね。それに行ってきました。それでtwitterで知り合った人と一緒に行って、いろいろお話もしてきたんだけど、その人もわたしも過去に演劇をやっていたことがあって、演劇コミュニティの悪口に花が咲いてしまいました。笑 久しぶりに演劇の話をしたけど、わたしにとって演劇は今では愛憎が入り混じるもので、手放しに好きって言えないものなんですよね。大学時代に演劇を取るか勉強を取るかで悩み、結局演劇の方から離れてしまったっていう経験があって、最後までできなかった、諦めてしまった、もっと頑張れたんじゃないかって今でも思うから、大学時代演劇部で一緒だった人たちが今も演劇をやっていたりするとすごい気持ちになる。うらやましいし悔しいし、腹が立つし...今思えば、演劇はわたしにとって最大の挫折を味わったものかな。そういえばおとつい心療内科ではじめてカウンセリングを受けてみたんだけど、この話をしたら選ばなかった方じゃなくて選んだ方に目を向けろって言われたな。笑 はなえさんにはそういう経験ありますか?何かに愛憎入り混じった経験とか。笑

はなえさんの誕生日ももうすぐですね。ふだん頑張っていらっしゃるから、せめて誕生日だけでも自分に甘く、甘く、おいしいものとかいっぱい食べてくださいね。もうすぐといえば、日曜に金沢文フリがあります。短歌の本とか欲しいし行きたいなとは思ってるんだけど、いかんせんイベント自体が苦手というか、苦手な人がいたりとか笑、いつものごとく、意欲がありません。

 

書くっていうことに対して、自分がどうしたいかが問題っていうのはすごくわかる。結局のところ、そうなんですよね。どれだけ書けない書けないって思ってても、自分が書きたいって思ってるんだったらそっちに目を向けるしかない。とはいえ、最近ようやく書く意欲が少しではあるけど戻ってきて、休み休み、めちゃくちゃペース遅いけど短編を書いています。ちょっとしたファンタジーというか、ディストピア系短編かな。才能ないなあ下手だなあとか思いながら書いてる。笑 はなえさんみたいに純文学突っ走ったものとか書いてみたいんだけど、やっぱり才能はないみたい...。とはいいつつ、来年3月の賞の公募とかにはまた出したいなとは思っているので、そんなに長い間書けないモードに入っててもだめだなということで、書いてるかな...。

そういえば、ゆらさんからちらっと聞いたんだけど、はなえさんも耽美小説のリライト企画に参加されますか?じつはわたしもお声掛けいただいているのだよね。わたしは今書いてる途中なんだけど、はなえさんはどんな小説書かれるのかなあと気になっているところです。

 

おうちに紫陽花が咲いてるっていいな!わたしはいちばん好きな花が紫陽花なのでとてもうらやましいです。わたしの家には何も咲いてません。笑

最近家にいるときはついつい寝て過ごしてしまうので、今日はこれからコーヒーでも飲みに行こうかなと思います。

5月29日

きりさんこんばんは。
しばらく書かないでいると、どんな言葉をどう並べたらいいのやらと考えて、手も止まるし、やっぱり何かしらを定期的に続けるのは大事だなと思いました。

私は心療内科へ行ったことがないのでなんとも言えないのだけど、でも、病院は合う合わないが本当に大事だよね。そこで処方されるやり方を続けることも大事だけど、その治療法がどんなによくたって、自分が続けられないならあんまり意味がないようにも思う、とくに心療系は。
この間のラインのときはちょっとびっくりしたけど、光明が見えたというのならよかった。なんだろう、良くない言い方かもしれないけど、自分に病名がつくのってある意味、安心すると思うの。私も、内臓の検査とかで病名を教えてもらったり、実は婦人科の方でもあんまりよくない結果があって(笑)、そのことを教えてもらったりすると、実態の見えなかった自分の「なにかよくない部分」っていうのがしっかりとした「理由があるよくない部分」とか「これからよくなる部分」に変わる気がして、ほっとした。きりさんの心がちょとずつ、起き上がることができるように、見守っているよ。ただ、薬の飲みすぎはやっぱり危ないから、心配です。

なんて言ったところで、きりさん自身がきりさん自身の思うように、小説が書けなかったり足掻いたりして、苦しいんだから、仕様がないのかな。他人の意見や心配はごもっともだけど、そことはまた別の次元に自分はいるよね。私はいつもそう思う。自分が苦しいとき、いろんな人に吐きだしても慰めてもらっても叱咤激励をもらっても、やっぱり苦しくて、自分がほどけるときを待つしかなかった。待つしかないのもわかっていて、それがまた、苦しい。自分がどうにかなっちゃうんじゃないかって思って。
きりさんは、作家になりたい、とか、小説を書き続けたい、という気持ちが強いからこそ、自分の思いと現状の乖離が激しいんだろうな。
でもさ、やっぱり、自分が書く書かないっていうのは自分自身の問題というか問題ってことじゃないのかもしれないけど、自分がどうしたいか、だと思うな。だから、今は、書けなくて自分の存在意義もわからなくて、気持ちばかりが焦ってどんどん谷間に落ちていくのかもしれないけど、だけど、それでも自分が書きたいと思う気持ちを持つのなら書くしかないんだと思う。私はそれができなかったけど。
言ってることが毎回ちぐはぐかもしんないけど、でも、こればっかりは。
ごめんね、なんだかうまく、伝えられないのだけど。

仕事はそうだね~。土日の出勤が多いな。うん(笑) 家族にもなんでそんなに家にいないの?って言われるんだけど、こっちが聞きたい。でも、別に、家にいたいわけでもないから自分がどうしたいのか自分の居場所ってどこなのかよくわからないね。何をしたら自分の疲れがとれるのかとか癒されるのかとか。そんなこと考える暇もなくいつのまにかここまで来てしまった。あっという間だったな。

ズートピア、確かに見た人みんな絶賛してる!見に行かねばと思いつつ、レヴェナントもまだ見れてないし、映画館行きたいな。

最寄駅のアジサイが咲き始めました。我が家のアジサイも咲き始めてたな。
今日は雨です。

5月19日

はなえさん、こんにちは。

ソラマチ食品サンプルのお店、わたしも覚えてる!どれもリアルですごいなあと思って、「ほあー」と嘆息していた覚えしかありませんが。笑

食品サンプルを作るって催しもとても面白そう。ちびっこに混じっていそいそとサンプルを作るはなえさんのこと想像して、ほんわかしました。笑

 

わたしはと言うと、昨日新しい心療内科に行ってきました。

なんか、今は大阪の病院でもらった薬をそのまま処方してもらっていたんだけど、この薬が本当に効いているかわからなくなってしまって、その相談もかねてまた新しい病院に行ったのね。そしたら先生とのやりとりの中で、わたしには双極性障害の気があるんじゃないかという話になり、薬もそれ用に切り替えてみようかってことになったの。双極性障害っていうのは簡単にいえば躁鬱病のことで、言われてみれば小説書いてる間とかは何かに取りつかれたようにハイになったり眠るのもったいなかったり、何でもできるような気になったりして、そのあと少しずつそれについていけなくなってずどーんと落ちる、っていう今のわたしにぴったりなのかもしれないなって思ってるところ。今までいろんな病院かかってきて、誰の言うことを信じていけばいいのかわからなくて苛々していたところだったから、なんか光明が見えたみたいで、嬉しかった。

とは言いつつ、まだまだ不安定で、びっくりさせちゃうかもしれないけどリストカットとか、睡眠薬暴飲とか、やってしまうんですよね。今日も睡眠薬5錠くらい飲んで寝ようと思ってたのに、結局寝れず、意識がもうろうとしたままこんな時間です...。

 

書けないってことは、やっぱりわたしにとってはしんどいな、つらいなって思います。今、仕事もなにもしていないはずなのに、時間はとってもあるはずなのに、どうしても身体が追いついてこないのが死ぬほど悔しい。わたしはやっぱり、小説が書きたくって、それを人に読んでもらいたくって、生きていたい。それができないとなると、ほんとに今生きてる理由まで疑ってしまいそうなくらいです。だから今の状態はすごく嫌。色んな人に相談して、こんなときはどうしたらいい?って聞いてるんだけど、多数派の人が休む、書けるときまで待つ派で、いやそんなの待ってたらわたしの人生終わっちゃうじゃん死んじゃうじゃん!と帽子投げつけたくなる気分。笑 本当に、死んじゃおうかなと思ってしまいます。わたしはやっぱり、作家になりたいって思ってしまう人間で、でも作家になるための文章が書けなくなってしまったら、もう人生にも意味はなくなってしまうような気がして...。

 

お仕事、おつかれさま。毎日きっと頑張っているんだろうなと思います。でも、しんどいときは休むのも大事です。わたしみたいに長期で休めとはなかなか言いにくいけど、せめて土日だけでもゆっくりしてほしいなってわたしなんかは思っています。はなえさん、休日出勤がすごく多そうに見えるから... あと、twitterでキダさんが言っていたけど、仕事をかわることも一つの手段としてあるなあと思うよ。自分の環境を変えるために。急には難しいことだし周りのこともあるからなかなか難易度高い選択だとは思うけど...はなえさんも、お仕事については前向きに考えてね。

 

そうそう、昨日病院の帰りに「ズートピア」観に行ってきました。

これがすごくおもしろかったよ!吹き替えしかなくて残念だったんだけど、脚本が上手で、張り巡らされたいくつもの伏線を最後にきれいにひとつ残らず回収していって、見ていてとても爽快でした。あとはジュディがとってもかわいくって、ニックがとってもかっこいいです。あのまま恋愛に発展しそうな2匹だったけど、わたしはどうかそのままでいてほしいなと、思いました...。男女BLみたいな。笑

5月13日

きりさん、こんばんは。

私もスカイツリーは上ったことがない!ソラマチ食品サンプルのお店が大好きで、行くと豪遊していまいます。こういうお金の使い方をするからよくないんだとは思うんだけど。そういえば去年の夏に、岐阜県郡上八幡というところで食品サンプルづくりをしました。ちびっこに交じって(笑) 噂によると(?)郡上八幡食品サンプルの発祥の地で、なおかつ全国のほとんどの食品サンプル郡上八幡製なのだとか。いいすぎかも。説明覚えてないな…

GWも、楽しめたようでよかったです。その分、疲れて体を壊していないといいけれどね。にゃんしーさん、魚津にみえたんだ。すごい。彼はとても行動力があるね。そして、それはもちろん、きりさんの想いがこもった小説を読んだからこそだろうから、素敵なことだよね。何かを作って誰かに届けるということは、力がいるけれど、そうやって伝わるのだから、すごいことだ。きりさん、すごいよ。

服の件については大変恥ずかしい限り(笑) こう、もっと、27歳ぽい感じにならなきゃと思うんだけど、今日も後輩に「はなえさん、今日はなんだかパジャマのようですね」と言われるし、先日も仲の良い先輩に「はなえ、今日は芸術家みたい!」とからかわれました。本人はいたって本気なのだけど。いいものを長く丁寧に使うという意識がないのです。人間性も表れているな…ゆゆしき問題だ。

 

文学フリマ、お疲れ様でした。イベントはこれでしばらくはお休みかな。こっそり9月の文学フリマ大阪で会えるかなと思ったけど、無理はよくないし、通販がはじまるなら大人しく待ちます。楽しみだな。もう一度、ミニチュアガーデンと光る色を読みかえそうかな。きりさんのこと、思い浮かべながら。

 

私が書かなくなったのは、書けないという気持ちが強まったのと、創作畑を眺めて、自分も同じことをしているということに嫌気がさしたのと、仕事が忙しくなったことが大きかったなと思う。言い方がとても悪いと思うんだけど、ほんものの、自分が生きている、自分の足が立っている現実世界がどっと押し寄せてきた、というのかなあ。余裕がなくなったのもあると思う。だから、きりさんの気持ちや状況とはまたちょっと違うかもしれないけど。でも、「もうどうせ小説書いたってしかたないし」っていう気持ちがありつつも、どこかで「でも、私は小説が書きたいはず、書く力がある」って思う気持ちもあって、実際書く時間もないから仕方ないんだけど「何もかけてない」っていう焦りはずっとあった。書けないっていう気持ちが強いくせにね。あきらめられないっていうか、そういう自分に折り合いがつかないっていうのか。それに、書けないって思ってたわりに、まあ、小説なんかはもう思いつかないなっていうのもあって。それは、今まで書きたいと思っていたことをぽろぽろ書けたからだと思うし、ツイッターなんかでぽろっと出した小説が、よかったと言ってもらえるとそういうのもまたしんどくて考えるのもいやになってきたし、考えてわざわざ書くものって、私が書きたいものは違ったからなんか余計に嫌で。
だけど、不思議なもので、書かない時間が続くと書けないけど書きたいっていう気持ちになってきてね。それは、書かないとやばい、っていう焦りにも似ていたけど、どうにかして書きたい、という願望みたいな。でも、小説は書けないしなんかそういうんじゃないな、と思ったときに、あ、別にいいのか、ってなんか思って。書きたいときに書けるようにすればいいんだ、書きたいときに、っていう。読んでもらう、っていうのばっかりに囚われていたけど、やっぱり原点は自分が書きたい気持ちだけだから、それで、私はnoteっていうSNSを使ってエッセイみたいな日記みたいなのを書くようにした。レイアウトとかも好きだったからなんだけどね。ちょっと小説風に書いてみたりもするし、そうじゃなければ細々やってるブログに吐きだしてみたりしている。
私は、小説を書くのも好きだけど、そもそも心情を吐露するのが好きだから、それで落ち着いているのもあると思う。子どもなんだろうね、語る、のが好きだから。だから、この日記も、とても楽しいし、私にとっては吐露の場でもあるし、人の日記を読むのも好きだから、一石二鳥というのかな。なんかごめんね(笑)
きりさんは、書くということは、やっぱり小説がいいのかな。しんどいときほど考えてしまうよね。いっそとことん考え抜いてみるのはどうだろう。よくないのかな。素人考えだからあんまりよくないか。
答えが出ないとき、私はとことん考え抜くこともしてみる。それが良いにしろ悪いにしろ、自分の中でどちらかに振りきれなくて苦しいなら、どっちかに振り切ってみる。ことも時には大事かな、とか思う。

 

最近、また仕事が忙しくて、三年前も同じ仕事をしていたとは思えないぐらい疲労しています。まあ周りの環境も違うからだろうけど、今は自分のことが受け入れられない時期だな。もっとこうしたらいいのに、と、周りに思う反面、じゃあそれが自分はできているのかと自分に立ち返ると自己嫌悪が半端ない。私たち、今は自己嫌悪の周期なのかね(笑) この先、自分がもっと年をとって行く中でどんどん依怙地になっていって、受け入れられないことも多くなってきて、もっとしんどくなるんだろうと思うと不安です。
先輩が「オンナの26歳と27歳は魔の年だから」って言ってたけどほんとそういう気がする…考えすぎなんだろうけどね!あーいやだいやだ(笑)

 

映画最近見てないから見たいなあ。佐藤浩市のアップは三谷幸喜の「マジックアワー」で演じていたデラ・富樫以来見ていないや…見たことありますか、マジックアワー。あほなコメディですが単純に楽しめます。
うーん、最近は本も読んでいないしマンガも読んでいないし、文化的活動は全くしていないや!
明日は仕事で、図書館に取材に行ってきます。緊張するなあ。

 

はなえ

5月11日

はなえさん、こんにちは。

GW、終わってしまいましたね。はなえさんのGWも充実してたみたいでよかった。なばなの里、聞いたことあります。わたしも行ってみたい。あと、わたしはまだ東京タワーもスカイツリーも外から見るだけで上ったことはありません。スカイツリーソラマチにだけ行ったことがあるかな。上ってみたいなあ。

わたしのGWは、映画を観に行ったりした他は、5月1日に文フリに東京に行って、お友達が下北沢と渋谷に連れて行ってくれたり、そうかと思えば5日ににゃんしーさんが私の住む魚津市に遊びに来てくれたりしました。魚津には日本最古の水族館(すごく小さくて設備も古い)があって、そこを見て回ったり、海の駅で蜃気楼ソフトクリームを食べたり(塩バニラ味です)、あとは海に行って小説のこととかぼんやりお話したりしました。前からにゃんしーさんは魚津に行きたい行きたいって言ってくれてたけど、まさか本当に来るとは...びっくりしました。これも、わたしが小説を書いてたおかげなのかなって思うと少し誇らしい。

服はわたしも結構捨てたりしますよ。でも、たぶんわたしはあんまり服を持ってる方じゃないと思うな。社会人になってから、学生時代に着てた服とかをごっそり捨てたりしたなあ。わたしは安い服をどか買いすることがあんまりなくて、高い服を少しずつ買うようになったので、お金は飛ぶけどあとさきのこと考えたら長持ちもするし、いいのかな...と自分に言い聞かせている。単純に、自分が好きで欲しい服が高いってだけなんだけどね。笑

 

文学フリマ、とても疲れました!でも今回はお友達に店番を頼んだりして途中に2時間ほど離脱してタリーズでぼんやりとかしてたから、まだましだったかも。お友達には本当に感謝だー。はなえさんと会えなかったのが残念です。でも、あの空間は居るだけで疲れるので、2日からお仕事だったら来なくて正解だったと思う。笑 「夏火」「はばたく~」のこともありがとう!実は今「夏火」の方の在庫がぜんぜんなくて、今月か来月くらいに再販するつもりでいて、そのときに「はばたく~」の通販も一緒にはじめようかなと思っているので、少し待っててもらえるとうれしいな。通販の準備ができたらまたtwitterでお知らせしますね。

文フリも終わって、ほっと一息ついているところなんだけど、最近文章を書くのが楽しくないというか、何を書いても納得しないなという悩みが出てきてしまいました。なんというか、文章を書くことに対してすごく無気力になってしまって。書きたいな、むしろ書かなきゃなって思いはすごくあるんだけど、身体がついていかないというか、心がついていかないというか...。それで、思うようにいかなくてすごく自己嫌悪したりしています。そんなときは休んだらいいよってtwitterの人たちはみんな言ってくれるんだけど、なんだかこのまま書けないままだと一生そうなんじゃないか、もう二度と小説書けないんじゃないかって不安が消えなくて。はなえさんは、書かない時期とかどうやって過ごしてましたか?自己嫌悪になったりはした?なんだか暗い話ばっかりでごめんなさい。

 

最近レオの出てる映画では「バスケットボール・ダイアリーズ」という映画を観ました。これも1996年くらいのすごく古い映画で、レオは底抜けに美しかった...。ニューヨークのバスケ高校生がドラッグに溺れて、ドラッグを買うために家出したり盗みに入ったり身体を売ったり...というなんとも救いのない映画なんだけど笑 最後には更生してくれてよかった。安心しました。

「ゴーン・ガール」観ましたか!わたしも一人レイトショーで観たので怖かったです。笑 わたしが観に行ったときは隣の隣くらいに同じく一人で来てたスーツ姿のお兄さんがいて、この人彼女いるのかな、結婚してるのかな、大丈夫かなってすごく心配したのを覚えてる。笑 ロザムンド・パイクがすごかったですよね。

GW中は「スポットライト」と「ロクヨン 前編」を観ました。スポットライトはアメリカの新聞社が教会の性犯罪をすっぱ抜くっていう内容で、すごく地味な映画なんだけど、静かなエネルギーが伝わってきて面白かったです。ロクヨンは、父が原作を読んでいたから観に行ったんだけど、佐藤浩市がアップになるのが多い映画でした。笑 佐藤浩市好きにはよい映画だと思います。

 

きり

5月4日

きりさんこんにちは。
GWが大方終わってしまいましたね。いかがお過ごしですか。

私はGWは4月29日に恋人とイルミネーションを見に行って、30日と5月1日に東京へ行きました。イルミネーションは三重県にある「なばなの里」というところでやっていて、今年はテーマがなぜかアルプスの少女ハイジだったのだけど、四季折々のアルプス山脈と、ハイジがペーターと踊る姿はとってもかわいかったよ。めちゃくちゃ寒かったけど。グッズが売っていて、ぬいぐるみもあったのだけど、おじいさんのぬいぐるみが作りが雑なのか、目が死んでいました。あれは数人殺っていると思う。

30日は大学時代の友人と東京タワーに行ってきました。東京タワーのキャラクターがなんとも卑猥な形。スカイツリーには何度か行ったことがあったのに、タワーは初めて。でも、外から眺めるのが一番だなと思います(笑)GWだったけどそんなに人もいなかったかな。のんびりした東京観光でした。文学フリマ行くか本当に迷ったんだけど、2日に仕事なのにアクの強い人たちに会ったら疲れそうだったのでやめました。

今日は予定もなく、でもものすごく天気がいいから朝からずっとそわそわしている。朝から車を洗って、衣替えをしました。しかししょうもない服が多くて結構捨てたのだけど、それでも全然しまえない。うーん。ストレス発散と称して、私は安い服をどかどか買ってしまうから増える一方で、捨てても捨てても追いつかない。きりさんも衣装をたくさんもっているイメージだけど、どうしていますか?思い切って服は捨てられる?

 

文学フリマお疲れ様でした。体調は大丈夫だった?
きりさんの本だけは買いに行きたかったんだけど、前述のとおり元気がなくて、段取りも悪くて時間もなく、会いに行けなかったな。私も「夏火」と「はばたく~」が欲しいのだけど、在庫がもうないのかな。あるようだったら取り置きとか通販とかできますか?ここで聞くなって感じ?(笑)
ツイッターを見ている限りだと楽しめていたように見受けましたが、どうだったかな。
私も、ツイッターで繋がっている人とかに挨拶行くのは面倒だし、繋がっているからといって本を買いたい気持ちがあるわけでもないので大体挨拶にはいきません。こりゃひどい(笑)といって、面白いと思った人しかフォローはしないようにしてるからそんなにないかもな。…案外自由だな、私(笑)きりさんは気が回るから疲れちゃうよね。
あと、逆に相手に気を遣わせるのが嫌だから名乗らないで買うようにはしている。前も言ってたけど馴れ合いみたいなのが嫌だからできるだけそういう風にはしているけど、まあ、難しいときもある。好きでやってるのに難しいってなんだよって感じだけど。

 

読んでもらってどう思われたいか、っていうのは、なんだろう…考えないようにしているので何も思っていない、というのが今のところの気持ちかなあ。感想言ってもらって嬉しいけど、それ止まりだし、人によって読み方は違うからそれが私が本当に書きたかったことを汲んでもらっていなかったとしても、仕様がないし私の筆力が足りなかったのだとも思う。言い訳をするようにはしたくないから、余計に、相手がどんな風に読んでいるかっていうのに過敏にならぬように意識はしている、ために、何も思わないようにしている。つもり。感想は嬉しい(2回言う)。
私が書いて、誰かがそれを読んでくれるという奇跡みたいな構図が存在することには感謝しているけれど。前は、自分が誰かのものを読んだときのように、自分の書いたものを読んで何か感じてもらえればとか救いになればとか思っていたけど、今はその気持ちが薄いかもしれない。エラそうなこと書けないし、っていう(笑)創作畑に足を踏み入れてから、そういう第三者的な自分が強く存在するようにもなったかな。いつも自分を戒めていたい。恥ずかしい人間だぞっていう。
だから、逆に(?)下読みも怖くてお願いできないんだろうな。読んでもらって、その人の意見を聞いたら、豆腐メンタルだからすぐに影響されて書くことがしんどくなってしまいそうだ。

 

家族って、重いし素晴らしいテーマだよね。私は私の家族しか知らなくて、だけど友人や恋人の家族の話や、先輩の奥さんの話とか、当たり前だけどいろんな家族がいて。面白いよね。家族の短編集とか書いてみたいな。合作、そっちの方で考えてみるっていうのも面白そうだなと今ふと思いました。

 

「レヴェナント」、自然光しか使っていないそうだね。映画館で絶対みたいな。「ファイト・クラブ」はとにかくブラピの体を楽しむ映画でした。私は(笑)
「ゴーン・ガール」見たよ!一人、レイトショーで行ったので結構怖かったけど(笑)すごく面白かった。ロザムンド・パイクの変わりようがすごかったな。結婚生活怖すぎでしょ。あれを見ると奥さんのこと怖がる人増えそうだよね。でもおもしろかったなー
私は最近、キアヌ・リーブスの「ジョン・ウィック」にハマっていて、しょうもない映画なのにDVD買ってしまいました。超シンプルなガン・アクションなので何度見ても安心できるというのか…ほんとにしょうもないんだけど(笑)
そういえば私も「マイ・ルーム」見たことあるよ。話、ほとんど忘れてしまったけど…。あとは若かりし日のレオナルド・ディカプリオは「ギルバート・グレイプ」を見たかな。主演はジョニー・デップだったけど、そのときにレオ様って演技上手なんだな~と素人なりに思いました。
「レヴェナント」の他にはこっそり「遊戯王」が見たいと思っている今日この頃です。

 

今日は汗ばむ陽気でした。梅雨などこないで毎日これぐらいの気候ならすごしやすいのにな。

 

はなえ

4月28日

はなえさん、こんにちは。

最近はこっちも春らしい陽気で、暑くなってきたなあと思っていたところだったのですが、今日は一気に気温が落ちた雨の日です。寒いくらい。まだ自律神経がなんとなくおかしいので、雨の日になるとぼんやりしてしまって何もやる気が起きません。困ったなあ。

 

後輩との付き合い方、ということで、わたしが前の職場にいたとき、高卒の人たちに混じって仕事をしていたので、年齢的にはわたしより年下なんだけど年次としては先輩、という人たちがたくさんいました。今は大卒の人たちばっかりで、年齢と年次が一致している人たちばかりなので感じなくなったけど、あのちぐはぐな感覚は当分忘れないだろうなって思う。向こうも年上なのに後輩だったわたしに対して複雑な気持ち持ってたんじゃないかな。そのときの先輩は、会社のなかではすごく仕事もできて、教えてもらうことがたくさんあって尊敬してたんだけど、でもわたしみたいに大学を出たわけじゃないから本当に会社のことしか知らないっていうか、お昼ごはんのときに話していてもああ世間知らずだなあと思うことがたくさんあって、そのジレンマに悩まされていました。先輩なのに年下、人生経験に上下もないけど、やっぱり視野の広さは経験の多さに比例するものだと思う。その人たちが、行ったことのない大学っていうものに対して必要以上に憧れを抱いてたりしてたのもしんどかった。「やりたいこと」っていう言葉をすごくよく口にする人たちだった。でも、大学行ったからってやりたいことがピンポイントで見つかる人と見つからない人がいるし、そもそもやりたいことって、何だよ?!とこっちが頭を抱えたくなっちゃって。今思えばしんどかったなあと思います。でも、わたしがもし逆の立場だったとしたら年上の後輩をしっかり面倒見れる自信がありません。笑 後輩でも先輩でも、付き合い方って難しいですよね。

 

自分の考えを肯定したくて書く、というのは自分でもうまく説明ができないんだけど、書くことによって「ああ自分ってこんなこと考えてたんだ」とか「本当はあのときこうしたかったんだ」ていうのを確認したいんだと思います。それから、自分の考えを文章にすることによって、何か形がなかったふわふわしたものが文字っていう形のあるもの、あとに残るものに変わるわけだから、「自分がちゃんと何かを残せた」っていう実感が欲しいのかも。読んでくれる人のことはあんまり考えてないかな。でも共感してもらえるとやっぱり嬉しいです。「ああ、わかるこの気持ち」って思ってもらうのが文章書いてていちばん嬉しいことかなあとも思う。はなえさんは、どう思ってもらうのがいちばん嬉しいですか?

 

もうすぐ東京文フリです。もう、こんなこと言っちゃあれだけど、行きたくなさがすごい。笑 なんだろう、先週まではまだ楽しみにしてたのに、一週間前くらいになってじわじわ心が重くなってきました。売れるかなっていう心配もあるけど、どんな人と会うんだろうっていう恐怖がすごい。もともとすごく人見知りなのと、「あ、この人苦手だ」って思うと一瞬で心のシャッターが閉じてしまう性質の人間なので、合わない人に会うのが怖いです。あと男性のお客さんがどうしても苦手なんだよね。何を話しかけられても困ってしまいます。買ってくれることとか興味を持ってくれることはすごくありがたいことだとは思うんだけど、どうしても苦手意識が先に出ちゃう。あと、twitterで繋がってる人たちに会いに行かなきゃと思うとこれも地味に心がしんどい。だったらずっと座ってろよって感じだけどそうもいかないとは思ってるんだよね。欲しい本や会いたい人もたくさんいるはずなんだけど、今まで出てきた文フリの中でいちばん行きたくないかも。なんか、今自分の調子があんまりよくないからかな。自分の調子が悪いと周りがみんなわたしより輝いてるっていうか充実してるように見えて、いつも隣の芝は青いのにますます青く見えるって感じ。笑 人と比べすぎるのもよくないとは思ってるんだけど...。なんか、楽しみになるこつとかないかな。

 

ご家族も小説を書いてること知ってるんだね。うちもみんな知ってる。わたしは弟とすごく仲がいいんだけど(わたしが一方的に好きなだけかもしれないけど笑)、彼にもいつも小説を読んでもらっています。母もいつも読み終えると感想を言ってくれたりします。でも、やっぱりお父さんには見せられないなあ。お父さんが絶対的な存在っていうの、なんかわかります。なんか、他の家族にはない「入り込んではならないもの」っていうのを感じるかも。お父さんにはひとりでどんと立ってて欲しいっていうか。わたしもお父さんに踏み込まれたくないし、お父さんもわたしに踏み込んでほしくないって思ってると思う。どれだけ仲良く会話ができたとしても、ちょっと違うかなって感じはします。あと、うちのお父さんは優しくはあるけど根本的に人の気持ちがわからない人なんだと思う。笑 どれだけわたしを慰めようと言ってくれることも全体的にピント外れだし、そういうことを言われたいんじゃないよ!と言いたくなる。悩みを相談してもピント外れなので、母によく話します。母の方がわたしの考えに寄り添ってくれる。笑 家族の物語はわたしもいつかまたきちんと書きたいなあって思います。家族って、すごく不思議な共同体だと思うんですよね。血で繋がってるものというか、人の力が及ばないところで一緒にされているものって感じがする。その力の大きさの果てしなさっていうか、つながりの深さっていうものを、また書きたいなって思っているところです。

 

レヴぇナント、観に行きましたよ。ぜひ、映画館で観てほしい映画だなって思います。わたしは昔からレオナルド・ディカプリオの大ファンで、それで観に行ったんだけど、レオに興味がなくてもあの映像を見てほしい。すごく自然の姿が雄大で、あの自然の姿を見せるために作られた映画なんだろうなと思います。すごく台詞が少なくて、とにかくレオが極寒の自然に苦しみながら立ち向かっていく2時間なんですけど笑、見ごたえはばっちりです。わたしも観終わったあと疲れちゃって疲れちゃって、ずっと頭が痛かった。笑

ファイト・クラブはわたしもまだ観たことがないんですけど(観たいなあ)、同じデヴィッド・フィンチャーの映画で「ゴーン・ガール」ていう映画があって、これもすごくおすすめです。完璧に計算されたサスペンスです。ここまでやるか?!って感じの展開なんだけど、飽きずに見れると思います。結婚って、怖いな...と思うと思う。笑

 

きり